今夕の1枚

今夕の1枚は

当たりの1枚でもあった。

疑心暗鬼で買った1枚だった。

先ず価格が「F百円」。

レコード盤のコンディション評価は「A'」・・・、再生には問題無さそう。

なぜ「F百円」?!

人気のない曲だから・・?

買い手がなかなか付かないから・・?

こちらも初めて聴く曲だった。

このステレオ盤レコードのタイトルは、「ブタペストSQ//弦楽五重奏曲第1番&第2番」
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ブラームス「弦楽五重奏曲第1番ヘ長調」
カップリングで
ブラームス「弦楽五重奏曲第2番ト長調」の2曲。

演奏は「ブタペスト弦楽四重奏団+第2ヴィオラ」の5名。

弦楽四重奏曲(SQ)は多くの作曲家が書いているが

弦楽五重奏曲というのは余り馴染みがない。

通常の四重奏団に、プラス「第2ヴィオラ」が加えられるもの。

ヴァイオリン2本、ヴィオラ2本、チェロ1本という訳だ。

ヴィオラが1本追加されるだけで、旋律が複雑化される予想が成り立つ。


で、ターンテーブルで盤を回してみた。

「F百円」が頭から離れないままに・・・

針が盤をトレースして音楽が始まるまでの無音部分のトレース音を聞いて、

「あれっ?全然ノイズが無いやん」

それだけで録音状態の良さ、保管状態(1963年晩秋の録音だから52年前のレコードです)の良さが判る。

A面、B面どちらも聴き終えて満足感があった。

「F百円」だから?

とんでもない、それもあるけれど、いいレコードを見つけた喜びがあったから。

日頃、室内楽は敬遠気味なのに・・・である。

B面の「弦楽五重奏曲第2番ト長調」が特に好みであった。

最終楽章の第4楽章の終結部などは「ブラームス」さんの喜々とした顔が思い浮かんできたほどだった。

曲を通じて、リズムの変化の面白さ、どこか馴染みのあるハンガリアンダンスを思い出すような感覚、どこまでも明るく陽気な感じ。

この第2番五重奏曲が作曲された1890年夏、「ブラームス」さんの身の回りにきっと何かいいことがあったに違いない。
そんなことを連想してしまうような曲調である。

面白かったです。

何も知らなくて「F百円」に釣られて、ダメもとでいいや・・・で、このような素晴らしい曲に出会える幸運・・・。

止められないですね。


思えばブラームスに始まり、ブラームスで締めくくる2015年になった。
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by Sammy1947 | 2015-12-03 16:55 | 音楽 | Comments(0)  

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