【白い百合の花咲くころ】

昨晩、NHK和歌山が製作した『新垣勉・本上まなみの君に贈る歌』という番組が放映された。
新垣勉さんというともうご存知の方も多いと思う。
沖縄出身の盲目のテノール歌手である。
簡単に紹介しておくと、彼は沖縄に配属されていた米軍の父と日本人の母を両親に持つ。
米人の父は彼が幼い頃、母子を残して帰国してしまった。
そこから彼の荒れた人生が始まる。
目も見えず生きている価値を見出せないままのすさんだ生活が続く。
そんな生活の中で彼の人生を変える牧師に出会う。
教会に出入りし始め音楽と出会う。
牧師は彼の天賦の声を感じ取り、励まし、音楽の道へ進むことを薦める。
そんな頃から、母子を残し帰国した父への激しい憎しみ・怒りが徐々に彼から消えていくことになる。
さらにこの声を与えてくれた父に少しずつ感謝の心まで持てるようになっていったという。

そんな彼と、清楚で美しい本上まなみさんとの「歌」と「朗読」のコラボの45分間。
グーッと魅入ってしまう心温まる45分間であった。
全ての歌、全ての朗読に「平和を願う心」「優しい心」「オンリー1」といった願いが込められ、演奏され朗読された。
ホールに来場していた子供たちも目を輝かせて聴いていた。
そして最後に歌われた『白い百合の花咲く頃』は初めて聴いたが、心に染み入る本当に素晴らしい歌であった。
歌い始めは、思春期の淡い恋心の歌かとも思ったが、歌詞が進むに連れ最愛の人の戦場での死を嘆き悲しむ歌であることが分かる。
ただお仕着せがましい反戦歌ではなく、綺麗なメロディ、遠慮がちな歌詞・・がより心を打つものになっているように思えた。
また聴いてみたいとも思った。
歌詞に出てくる「ニヌファ星」とは北極星のこととか・・・。
[PR]

by sammy1947 | 2006-04-15 11:38 | 音楽 | Comments(0)  

<< 【最近めっきりクラシックが・・・】 【桜の下をOMS練習へ】 >>